村島弘之のブログ

村島です。趣味ブログにしようと思います

村島弘之の日常品

こんにちは村島弘之です。
1943年に設立された照明ブランド「LE KLINT(レ・クリント)」。ブランド誕生のきっかけとなったのは、デンマークの建築家 P.V.イエンセン・クリントが作ったランプシェードでした。趣味の延長で作ったプリーツをつけたシェードが高く評価され、その精神を受け継いだブランドとして息子であるTage Klint(ターエ・クリント)が立ち上げました。60周年を迎えた2003年には、デンマーク王室御用達にも選定されるなど、世界中で長く愛され続けています。


レ・クリントのランプシェードは、1枚のプラスチックシートを熟練した職人がひとつひとつ手で折って作っています。「基礎技術を取得するのに3年、1人前になるのに10年以上」と言われているほど、レ・クリントのシェードを作るのには高い技術が必要です。ハンドクラフトならではの滑らかな曲線を描くフォルムと暖かみのある光が、空間を優しく包み込みます。また、彫刻のように美しいデザインは、消灯時もインテリアのアクセントとなってくれます。


こちらの「Model 1(モデル・ワン)」は、レ・クリントの創設者であるTage Klint(ターエ・クリント)が1942年に手掛けたシリーズ。創業当時から現在まで作られている、レ・クリントの原点といえるデザインです。どの角度から見ても美しい規則正しく折られたプリーツから、卓越した職人の技術を感じることができます。バリエーションは「1-30A」と「1-35A」の2種類。好みや使用する空間に合わせてお選び下さい。

村島弘之の日常品

こんにちは村島弘之です。
名作「Toldbod」がより洗練された色合いに
シンプルでスタイリッシュなデザインで、ロングセラーとなっている「Toldbod(トルボー)」シリーズ。この照明は、ポール・ヘニングセンが晩年に手掛けた街路灯の楕円形反射板をもとに、ルイスポールセンのデザインチームによって開発されました。


1982年に初めて屋外照明シリーズとして「トルボー 290」が発表され、その成功を受けて、屋内用ペンダントのトルボーグラスが発表されました。さらに、金属製のペンダントが加わり、2019年には大きなサイズが追加され、φ120、φ170、φ250の中から、空間や用途に応じて選んでいただくことが可能になりました。

村島弘之の日常品

こんにちは村島弘之です。
ハンス・J・ウェグナーによる、無垢材とスチールを組み合わせたチェア
「CH88P」は、1955年のヘルシンボリ国際博覧会(H55) に出展するため、Hans. J. Wegner(ハンス.J.ウェグナー)がデザイン。H55とは、HELSINGBORG(ヘルシンボリ)の「H」と1955年の「55」を組み合わせたもので、1955年6月10日から8月28日の期間に、スウェーデンのヘルシンボリで開催された「現代の人間環境」をテーマにした国際博覧会です。


当時はプロトタイプのみの製造でしたが、2014年にウェグナー生誕100周年を記念して復刻されました。無垢の笠木に、異素材のスチール脚を組み合わせたデザインは、職人の手に任せる作業が多く、当時は量産に向いていなかったようです。


笠木がアームの役割を担うデザインは、ウェグナーの椅子によく見られますが、脚の素材にスチールを採用している点が他の椅子と大きく異なっています。スチール脚にすることにより、軽量かつ丈夫に、そしてスタッキングを可能にしました。笠木の先端がツノのようになっていますので、肘をかけたり、鞄をかけたりすることができ、カフェやレストランなどでも使用されています。